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九州大学 2015年度
理系数学 前期 第5問

問題

以下の問いに答えよ。

(1) が正の偶数のとき,は3の倍数であることを示せ。

(2) を自然数とする。は互いに素であることを示せ。

(3) を異なる素数とする。を満たすの組をすべて求めよ。

出典:九州大学 2015年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

(1) は文系第4問と同じく を使う。(2) は2数の差が2であり、どちらも奇数であることから共通因数が1しかないと示す。(3) はまず を除き、奇素数では (1) から左辺が3の倍数になるので または に絞る。 を排除した後、 として を平方差に分解し、互いに素な2因子が差2であることから候補を決める。

解答

(1)

は正の偶数なので、 と書ける。 であるから である。よって となり、 は3の倍数である。

(2)

の正の公約数を とする。このとき は差 を割り切る。したがって は1または2である。

一方、 も奇数であるから、2を公約数にもつことはない。したがって であり、 は互いに素である。

(3)

まず とすると、左辺は であるが、右辺 は2以上なので不可能である。

以下、 は奇素数とする。このとき は正の偶数であるから、(1)より は3の倍数である。したがって右辺 も3の倍数であり、 または である。

もし なら であり、方程式は となる。これは を意味し、 が素数であることに反する。よって であり、したがって である。

このとき方程式は である。 は3でない奇素数なので、 とおくと は正の整数で、 である。よって である。

(2)より、 は互いに素である。またこの2つの因数の差は2である。積 のうち、3の因子2つは同じ方の因数に入らなければならない。したがって、どちらか一方の因数が9である。

もし なら となり不可能である。したがって でなければならない。このとき より である。よって である。実際、 であるから条件を満たす。

したがって求める組は である。