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九州大学 2011年度
文系数学 第2問

問題

数列

をみたしているとする。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) とするとき,およびを求めよ。

(2) の値を求めよ。

(3) とする。をみたす2以上の自然数で最小のものを求めよ。

出典:九州大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

漸化式は正接の倍角公式 そのものである。 と置き、角が毎回2倍されることを使う。ただし正接は周期 をもつので、値の比較は角度を を法として見る。(2)は倍角公式を逆に使い、正の小さい解を選ぶ。(3)は の整数倍であることに対応するので、合同式 に帰着する。

解答

(1)

正接の倍角公式は である。したがって と表せるとき、与えられた漸化式は を意味する。 であるから である。よって である。正接の周期は であり、 なので である。同様に であり、 だから である。

(2)

とおく。 より である。倍角公式から であり、 なので である。整理すると である。よって であり、 から である。

(3)

である。 となるためには であればよい。正接の周期は なので、これは の整数倍であることと同値である。したがって を満たす最小の を求めればよい。 であるから、最小は である。よって である。