問題
以下の問いに答えよ。答えだけでなく,必ず証明も記せ。
(1) 和をの多項式で表せ。
(2) 和をの多項式で表せ。
(3) 和をの多項式で表せ。
出典:九州大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問
方針
三つの和の公式を答えるだけでなく証明する問題なので,すべて数学的帰納法で統一して示す。各式についてを確認し,で成り立つと仮定しての場合を整理する。特に三乗和では,仮定式にを加えたあと,共通因数をくくってに直すところまで書く。
解答
(1)
求める式は である。のとき,左辺は,右辺もであり成り立つ。
で成り立つと仮定すると,
である。これはの場合の式であるから,数学的帰納法によりすべての正の整数で成り立つ。
(2)
求める式は である。では両辺ともである。
で成り立つと仮定すると,
である。これはの場合の式である。よって数学的帰納法により成り立つ。
(3)
求める式は である。では両辺ともである。
で成り立つと仮定すると,
である。これはの場合の式であるから,数学的帰納法によりすべての正の整数で成り立つ。