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九州大学 2008年度
文系数学 第4問

問題

放物線を満たす実数を考える。このとき,次の問いに答えよ。

(1) 上の点における接線と軸との交点の座標をとするとき,を用いて表せ。

(2) (1)で求めたに対して,上の点における接線と軸との交点の座標をとする。この操作を繰り返してできる数列をとする。このとき,すべてのに対して,を示せ。

(3) とおくとき,すべてのに対して,を示せ。

(4) のとき,となるの値を1つ求めよ。ただし,必要があれば,を0.301として計算してよい。

出典:九州大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

接線の 軸切片を計算して漸化式 を得る。この式から と変形すれば, の帰納法がそのまま通る。さらに に移すと となるので,平方で急速に小さくなることを利用して具体的な を選ぶ。

解答

(1)

における接線の傾きは である。したがって接線は である。これと 軸との交点では だから より である。

(2)

同じ計算を一般の に対して行うと である。ここで と仮定すると である。初めに が与えられているので,数学的帰納法によりすべての自然数 について が成り立つ。

(3)

だから であり,(2)の変形から である。(2)より ,また なので となる。

(4)

のとき である。(3)を繰り返すと, について となる。たとえば とすると である。 としてよいから であり, が従う。したがって条件を満たす の値の1つは である。