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九州大学 2008年度
文系数学 第3問

問題

図のような五角形(角が直角である二等辺三角形と長方形をあわせた図形)において,辺と辺の長さは1,辺と線分の長さは2とする。線分の中点をとする。また,5枚のカードがあり,それぞれにと書いてある。カードをよくきって1枚引き,もとに戻す。この操作を回繰り返し,回目に引いたカードの文字をとする。たとえば,回目にを引いたとすると,である。このとき,次の問いに答えよ。

(1) の内積を求めよ。

(2) の内積が1である確率を求めよ。

(3) の内積をとする。このとき,となる確率を求めよ。

出典:九州大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

図形は を原点に取ると,三角形と長方形の条件から5点の座標が自然に定まる。内積は座標で表にして順序付きの組を数える。(3)は 軸方向のベクトルになるため, となるカードを特定し,余事象で少なくとも1回出る確率に直す。

解答

(1)

を原点, 軸, 軸に平行な辺として座標を取る。,また を直角とする二等辺三角形なので とおける。よって である。

(2)

5点の位置ベクトルの内積を順に調べると

となる。内積が1である順序付きの組は の7通りである。カードは戻して引くので全体は 通りあり,求める確率は である。

(3)

(1)の座標から である。したがって とすれば であり, となるのは ,すなわち のときに限られる。

が0でないのは, 回すべてで のいずれかを引いたときである。その確率は なので,求める確率は である。