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九州大学 2008年度
文系数学 第1問

問題

自然数に対して,とおく。ただし,角の大きさを表すのに弧度法を用いる。このとき,次の問いに答えよ。

(1) を示せ。

(2) を示せ。

(3) を示せ。

出典:九州大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

倍角公式 を連続して用い,積 の商に直す。(1)はその最初の確認であり,(2)は同じ操作を一般の まで反復する。最後は と, から従う を組み合わせて,上から評価する。

解答

(1)

倍角公式を2回用いると である。 だから両辺を で割って を得る。

(2)

について順に用いると,

となる。したがって である。

(3)

任意の実数 について であり,また なので である。(2)より

となり,示すべき不等式が従う。 の場合も,上からの評価なのでそのまま成り立つ。

別解。 と(1)を用いて数学的帰納法で示してもよい。実際, と仮定すると

であり,(2)が帰納的に得られる。以後の評価は上の(3)と同じである。