問題
曲線上に点をとり,点における曲線の接線を,点を通りに垂直な直線をとする.ただし,とする.接線と軸との交点をとし,直線と軸,軸との交点をそれぞれ,とする.また,の面積をとし,曲線と軸および線分で囲まれる図形の面積をとする.このとき次の問いに答えよ.
(1) 点と点の座標をを用いて表せ.
(2) 面積をを用いて表せ.
(3) が成り立つの範囲を求めよ.
出典:九州大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
接線と法線をまず式にする。接線の 切片から ,法線の 切片・ 切片から が決まる。 は で線分 が放物線の上にあることを確認して差を積分する。 は底辺 が 軸上にあり,高さが であることから求める。最後は を使って不等式を整理する。
解答
(1)
曲線 の点 における接線の傾きは である。したがって接線 は すなわち である。 とおくと であり, より である。よって の 座標は である。
法線 は接線に垂直であるから傾きは であり, である。 軸との交点 は を代入して より である。したがって の 座標は である。
(2)
法線 の 軸との交点 は, を代入して より である。線分 の方程式は,傾きが法線と同じ なので である。 ではこの直線と放物線 によって囲まれる部分を考えればよい。差は であり,端点 で0, では正である。したがって
(3)
と はどちらも 軸上にあり, である。点 から 軸までの高さは だから である。よって は と同値である。 より両辺を で割り,さらに12倍すると となる。これは である。 だから すなわち, より である。