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九州大学 2005年度
文系数学 第3問

問題

実数に対して,を超えない最大の整数を表す.例えば,である.このとき,として次の問いに答えよ.ただし,必要ならとなる角 を用いてよい.

(1) 不等式を満たすの範囲を求めよ.

(2) 不等式を満たすの範囲を求めよ.

(3) 不等式を満たすの範囲を求めよ.

出典:九州大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

床関数の中身がどの整数区間に入るかを、まず実数不等式に直す。(1) では 、(2) では を使う。(3) は左側が 以下、右側が 以上という2条件なので、左は床関数の値が になる範囲、右は の下限として処理し、最後に共通範囲を取る。

解答

(1)

では であるから、 である。したがって が取り得る値は である。 と同値である。これは すなわち と同値である。よって である。

(2)

床関数について、 と同値である。したがって と同値である。すなわち であり、底 より大きいから である。 より、求める範囲は である。

(3)

左側の条件 を考える。 は正の整数であるから、これは と同値である。取り得る値を考えると、実際には である。よって すなわち である。したがって である。

次に右側の条件 を考える。 と同値であるから、 である。すなわち であり、 となる。

問題文の で定めると、 において となる範囲は である。これと の共通範囲を取ると、求める範囲は である。