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九州大学 2004年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

初項と漸化式

によって与えられる数列について次の問いに答えよ.

(1) 一般項を求めよ.

(2) の第項から第項までの個の項の和を求めよ.

(3) 整数を選んだとき,かつが成立しないの範囲を示せ.

出典:九州大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

一次漸化式は、まず のように線形部分を消す形を探すか、候補 を帰納法で確認する。(2)は一般項を に分け、等比数列の和と等差数列の和を計算する。(3)では2つの不等式をそれぞれ の条件に直し、同時に成立する範囲 を求めてから、その補集合を「成立しない」範囲として答える。

解答

(1)

漸化式 から一般項を求める。まず答えの形として を示す。 のとき、右辺は であり、 と一致する。

ある が成り立つとする。このとき

したがってすべての自然数 について である。

(2)

である。まず等比数列の和は である。

また、 から までの項数は 個なので である。したがって

である。

(3)

(1)より である。したがって すなわち と同値である。

また(2)より である。したがって すなわち と同値である。左辺は である。 では なので、この条件は となる。

よって2つの不等式が同時に成立する整数 である。したがって、2つの不等式が同時には成立しない整数 の範囲は である。