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九州大学 2003年度
文系数学 第3問(a)

問題

を実数とし,とする.とおく.実数に対し,の関数の最大値をとおく.

(1) 2つの関数が一致するとき,を求めよ.

(2) 実数に対し,の関数の最大値をとおく.を求めよ.

(3) 直線が点のグラフに接するための必要十分条件は

であることを示せ.

出典:九州大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問(a)

方針

まず の二次関数として平方完成し、最大値 を明示する。(1) は を係数比較で解く。(2) は今度は の二次関数として最大化し、元の が戻ることを確認する。(3) は接線条件を、 の最大が で取られる条件と同値にする。

解答

(1)

である。 なのでこれは について上に凸でない二次関数であり、最大値は である。 が一致するとは、すべての について が成り立つことである。係数を比較すると である。 より 。このとき第2式から 、第3式から である。よって である。

(2)

(1) で求めた式を用いると である。これは について上に凸でない二次関数であり、平方完成すると

したがって最大値は で取られ、 である。

(3)

直線 が点 に接することは と同値である。このとき、 で最大値をとるので であり、また である。

逆に が成り立つとする。 の最大値であり、その最大値が で実現している。二次関数 の最大点では導関数が0だから すなわち である。また なので、直線は を通り、傾きも に等しい。したがってこの直線は点 でグラフに接する。