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九州大学 1999年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

複素数を次で定める.

(1) を解にもち,しかもすべての係数が実数であるような2次方程式を求めよ.

(2) およびの両方を解にもち,しかもすべての係数が実数であるような4次方程式を求めよ.

(3) を求めよ.

出典:九州大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

は実部と虚部から絶対値が であることが見える。まず と確認する。(1)(2) は実係数方程式なので,各複素数とその共役を組にした二次方程式を作る。(3) は の極形式から偏角を五倍し, を使う。

解答

(1)

まず の絶対値を計算する。

よって である。また かつ虚部は正なので したがって 実係数の二次方程式で を解にもつなら,共役複素数 も解にもつ。したがって求める二次方程式は である。これは すなわち である。

(2)

同様に について調べる。

また 虚部は正なので したがって を解にもつ二次方程式は であり, となる。 を解にもつ四次方程式は,この二つの二次式の積である。よって 展開すると

ここで なので である。

(3)

(2) で見たように である。したがって ここで であるから