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九州大学 1999年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

関数について以下の問いに答えよ.

(1) 曲線の接線のうち,傾きがであるものはのとき2つ存在する.その2つの方程式を求めよ.

(2) 第1象限において,曲線とその接線および直線により囲まれる領域の面積を求めよ.ただし,は接点の座標である.

(3) 2つの接線の間の距離の関数として表せ.また,の最大値を求めよ.

出典:九州大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

(1) は から傾き をもつ接点を とおく。接線の切片は接点を代入して丁寧に整理する。(2) は第1象限なので正の接点 の接線を使い,曲線と接線の差を から まで積分する。(3) は二本の接線が平行であることから直線間距離を出し, とおいて一変数関数 の最大値を求める。

解答

(1)

より 傾きが であるためには である。これは を意味するので,接点が二つ存在するのは のときである。ここで とおくと,接点の 座標は である。また である。 での接線は である。切片を整理すると だから 同様に での接線は したがって二つの接線は

である。

(2)

第1象限の接点は である。曲線と接線の差は

したがって求める面積は 計算すると

よって である。

(3)

二つの接線は平行で,傾きは である。切片の差は だから,二直線間の距離は ここで とおくと, であり 右辺を とおくと

したがって では で最大となる。これは に対応する。このとき よって

である。