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九州大学 1996年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

を正の定数とする.で定義された連続関数は,に対し

のように交互に2つの微分方程式を満たす.

を考慮して,以下の問に答えよ.

(1) の間の関係式およびの間の関係式を求めよ.

(2) の間の関係式を導き,としたときのを用いて表せ.

(3) 極限値を求めよ.

出典:九州大学 1996年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

各半周期で一次微分方程式を解き、連続条件によって端点値だけの関係式にする。 と置くと、 という一次漸化式になる。初期値 から等比数列の和で明示式を出し、最後は を用いて極限を取る。

解答

(1)

とおく。

まず では である。これは の形であり、 をとるように書けば である。したがって である。

次に では であるから となる。よって である。

(2)

(1) の二つの式をつなげると である。したがって となる。 と書くと である。 なので、これを繰り返して となる。 だから である。 に戻すと である。

(3)

なので であり、 のとき である。したがって

である。

別解。(2) の漸化式 の極限を とおくと、収束するなら を満たす。 なので実際に収束し、 と直接求められる。