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九州大学 1993年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

を区間に含まれる実数とするとき,方程式で与えられる曲線は,すべて2点およびを通る放物線である.

(1) 以外の任意の点をとするとき,これらの放物線のうち,を通るものはたかだか1つしかないことを証明せよ.

(2) が上記の区間を動くとき,これらの放物線の頂点はいかなる曲線を描くか.

出典:九州大学 1993年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

曲線 と書き直す。(1)では点 を通る条件を について解き, のときはそれぞれ になることを確認してから一意性を示す。(2)では放物線の頂点座標を で表し, から範囲を読み取り,最後に を消去して軌跡の方程式を得る。

解答

(1)

与えられた方程式は であるから, と書ける。

が曲線 上にあるとする。もし なら上の式から となり, である。もし なら となり, である。いま 以外だから である。

このとき より と決まる。分母は により0でないので, は高々1つしかない。したがって,点 を通る放物線 はたかだか1つである。

(2)

であり, だから2次の係数 は正である。頂点の 座標を 座標を とすると であり, である。

ここで から である。逆に に対して とおけば を満たすので,範囲は で尽くされる。 から である。これを に代入すると を得る。したがって頂点が描く曲線は である。