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九州大学 1993年度
文系数学 第3問

問題

を正の定数とする.において関数を次の式が成立するように定める(などはに関する微分を表す).

さらににおいて関数を次の式が成立するように定める.

このとき,次の問に答えよ.

(1) 点の軌跡を求めよ.

(2) 点の軌跡が原点を通るとき,を求めよ.

出典:九州大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

前半では,微分条件をそのまま積分して を求め, から を消去する。後半では, と接続条件から を求め, に関する関係 と見て放物線の形に直す。原点を通る条件は定数項が0であることだが,得られた で原点が軌跡の範囲に入ることも確認する。

解答

(1)

であるから, である。また より である。

の座標を とおくと であり,したがって である。これを に代入すると となる。また から である。よって求める軌跡は である。

(2)

では である。よって である。

の座標を とおく。すると であり, である。また だから となる。したがって軌跡は の形である。 のとき, であり, である。これを に代入して を得る。したがって後半の軌跡は である。

この軌跡が原点を通るには,まず でなければならない。すなわち であるから となる。 より である。このとき範囲は であり, は確かに含まれる。よって求める値は である。