問題
曲線上の任意の点における法線は点を通るものとする.ただし,はを満たす定数である.このとき,次の問に答えよ.
(1) この曲線は微分方程式を満たすことを証明せよ.
(2) (1)の微分方程式を満たす曲線がを通るとき,その曲線の方程式を求め,その図をかけ.
(3) のとき,(2)で得た曲線を軸のまわりに回転して得られる回転体の体積がとなるようにを定めよ.
出典:九州大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
曲線上の点 と、法線が通る点 を結んで法線の傾きを表す。接線の傾き との積が になることから微分方程式を得る。(2)は変数分離の形で積分し、 を通る条件で定数を決める。(3)は で得られるだ円を 軸のまわりに回転し、 で体積を計算する。
解答
(1)
曲線上の点を とする。この点における法線は を通るので、 のとき法線の傾きは である。
接線の傾きは であり、接線と法線は垂直だから である。両辺を整理して を得る。 の点でも、得られた式は連続的に同じ関係を表している。
(2)
(1)の微分方程式を積分する。 より と見て積分すると と書ける。曲線は を通るので である。したがって であり、 である。 のときは となり、上下に開く双曲線である。 のときは すなわち となり、 軸方向の半径が 、 軸方向の半径が1のだ円である。
(3)
とし、 とおく。このとき曲線は である。これを 軸のまわりに回転してできる体積は
である。計算すると
これが に等しいので であり、 である。したがって より である。