問題
を正整数とする.とで囲まれる部分(境界を含む)の面積を,その部分に含まれる格子点(座標と座標がともに整数の点)の個数をとする.
(1) をで表せ.
(2) とを求めよ.
(3) をで表せ.
出典:九州大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問
方針
交点は から と分かるので,面積は上下の差を積分する。格子点は整数 ごとに整数 の個数を数える。下端 が整数になるかどうかは の偶奇で変わるため, と に分ける。偶数の場合は ,奇数の場合は で,それぞれ上端から下端を引いて を足した個数を和にする。
解答
(1)
二つの曲線の交点は より であるから である。 では が上側, が下側である。したがって である。計算すると
である。よって である。
(2)
のとき, である。整数 ごとに数えると, であるから である。 のとき, であり,整数 ごとの個数は である。したがって である。よって である。
(3)
整数 を一つ固定する。格子点の 座標は を満たす整数である。
まず とおく。このとき であり,下端は で,上端は である。したがってこの に対する格子点の個数は である。
次に とおく。このとき である。下端は なので,整数 の最小値は である。上端は であるから,この に対する格子点の個数は である。
よって である。和の公式を用いると であり, である。したがって を得る。よって である。