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九州大学 1990年度
文系数学 第1問(理系 第2問)

問題

数列 で定める.

(1) を計算し,答を小数で書け.

(2) のときかつが成り立つことを示せ.

(3) すべてのに対してが成り立つことを示せ.

出典:九州大学 1990年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問(理系 第2問)

方針

漸化式を積の形だけで見るのではなく、まず各因子が の間にあることから正値性と単調減少を確認する。差は と直接出るので、 では を使って上から押さえる。(3) は からどれだけ減るかを差の和で評価し、有限和が無限等比和より小さいことを使って厳密な下限 を出す。

解答

(1)

定義より である。また である。

(2)

について である。したがって からすべての は正であり、しかも数列 は単調に減少する。特に なら である。

また漸化式から である。 では だから である。

(3)

では では である。 とする。(2) の差の評価を足し合わせると

である。右辺は有限和なので

である。したがって となる。以上より、すべての に対して が成り立つ。