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九州大学 1989年度
理系数学 第5問

問題

ある公園に,同一地点を通る1周1kmのジョギングコースと1周2kmのジョギングコースがある.各コースはそれぞれ定められた方向にのみ走るものとして,を出発点としをゴールとするkmのコースを考え,kmコースの総数をとする.
% 図は省略

(1) 2次方程式の2つの解をとし,とおくと,のときが成り立つことを示せ.

(2) を求めよ.

(3) を求めよ.

出典:九州大学 1989年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

最後に走る1周を見て、1kmの で終わる場合と、2kmの で終わる場合に分けると が得られる。指定された の式は、この漸化式と を代入して確認する。一般項は特性方程式の2根 と初期値から決め、極限は主要項 を取り出して求める。

解答

(1)

km のコースの最後に走る1周で分類する。最後が1kmのコース なら、その前までは km のコースである。最後が2kmのコース または なら、その前までは km のコースであり、最後の選び方が2通りある。したがって である。添字を1つ上げれば である。 の2根であるから、 を満たす。よって

したがって のとき が成り立つ。

(2)

初期値は である。実際、1kmでは のみ、2kmでは の3通りである。漸化式 の特性方程式は で、その解は である。したがって とおける。初期値を代入すると これを解いて を得る。よって である。

別解。2kmのコースをちょうど 回走るとする。このとき残りは1kmのコース 回走るので、走る周回の総数は 回である。この中で2kmの周回を置く場所を選ぶ方法が 通り、さらに各2km周回は の2通りなので、 とも表せる。この式も同じ漸化式と初期値を満たすため、上で求めた一般項と一致する。

(3)

(2)より

である。したがって

最後の対数の中身は1に近づくので、その対数は0に近づく。よって両辺を で割ると である。