問題
ある公園に,同一地点を通る1周1kmのジョギングコースと1周2kmのジョギングコース,がある.各コースはそれぞれ定められた方向にのみ走るものとして,を出発点としをゴールとするkmのコースを考え,kmコースの総数をとする.
% 図は省略
(1) 2次方程式の2つの解を,とし,とおくと,のときが成り立つことを示せ.
(2) を求めよ.
(3) を求めよ.
方針
最後に走る1周を見て、1kmの で終わる場合と、2kmの で終わる場合に分けると が得られる。指定された の式は、この漸化式と 、 を代入して確認する。一般項は特性方程式の2根 と初期値から決め、極限は主要項 を取り出して求める。
解答
(1)
km のコースの最後に走る1周で分類する。最後が1kmのコース なら、その前までは km のコースである。最後が2kmのコース または なら、その前までは km のコースであり、最後の選び方が2通りある。したがって である。添字を1つ上げれば である。 は の2根であるから、 を満たす。よって
したがって のとき が成り立つ。
(2)
初期値は である。実際、1kmでは のみ、2kmでは の3通りである。漸化式 の特性方程式は で、その解は である。したがって とおける。初期値を代入すると これを解いて を得る。よって である。
別解。2kmのコースをちょうど 回走るとする。このとき残りは1kmのコース を 回走るので、走る周回の総数は 回である。この中で2kmの周回を置く場所を選ぶ方法が 通り、さらに各2km周回は の2通りなので、 とも表せる。この式も同じ漸化式と初期値を満たすため、上で求めた一般項と一致する。
(3)
(2)より
である。したがって
最後の対数の中身は1に近づくので、その対数は0に近づく。よって両辺を で割ると である。