問題
放物線上の点 における接線と軸との交点をとし,点における法線と軸との交点をとする.
(1) ベクトルとを求めよ.
(2) 原点として,次の条件を満たす行列を求めよ.
出典:九州大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
接線と法線をそれぞれ式で表し、まず交点 の座標を正確に出す。 なので法線の傾き が使える。行列条件では、 が 軸方向、 が 軸方向にあるため、行列の第1列・第2列がそれぞれ独立に決まる。分母 が正であることも確認して、行列が一意に定まる形まで整理する。
解答
【(1)】曲線 の導関数は であるから、点 における接線の傾きは である。したがって接線は すなわち である。 軸との交点 は として より、 だから である。
次に法線を求める。接線の傾きが なので、法線の傾きは である。よって法線は である。 軸との交点 は として より である。
したがって
である。
【(2)】
である。行列 の第1列を 、第2列を と書く。つまり は第1行が 、第2行が の行列である。
第1の条件 から である。 より を得る。
第2の条件 から である。ここで だから割ることができ、 となる。
よって求める行列 は、第1行が 第2行が の行列である。