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九州大学 1984年度
文系数学 第1問

問題

を実数とするとき,次の不等式を示せ.

(1)

(2)

出典:九州大学 1984年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

(1) は を奇関数部分、 を偶関数部分として分ける。対称区間 では奇関数と偶関数の積の積分が になるので、差は平方の積分として非負になる。(2) は だけの二次式にして、平方完成または頂点で最小値を求める。

解答

(1)

まず と分ける。ここで は奇関数、 は偶関数である。したがって、その積 は奇関数であり、対称区間で積分すると となる。

よって

であるから、

を得る。右辺第2項は平方の積分なので 以上である。したがって

である。

(2)

とおく。展開すると である。偶関数の積分なので となる。

これを平方完成すると である。したがって任意の実数 について が成り立つ。すなわち

である。