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九州大学 1983年度
文系数学 第2問(理系 第2問)

問題

関数の実数係数は,定積分の値を最小にするという.このとき,次の(1),(2)に答えよ.

(1) の値を求めよ.

(2) が区間を動くとき,の最大値はの関数である.これをとする.を最小にする実数の値を求めよ.

出典:九州大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問(理系 第2問)

方針

(1)は与えられた定積分を の2次式として正確に計算し、平方完成または微分で最小化する。(2)は を代入して の値域を調べる問題に直す。 は、区間 上の数 と定数 との距離の最大値なので、両端からの距離を等しくする位置を選ぶ。

解答

(1)

であるから したがって これを から まで積分すると 右辺を整理して となる。また

よって、求める定積分の値は

これは と平方完成できる。したがって最小となるのは のときである。

(2)

(1)より したがって ここで とおくと である。 において で最大となり、両端で0となる。よって したがって は、区間 にあるすべての値と との距離の最大値である。最大距離は少なくとも両端 からの距離の大きい方になるから また の値はこの区間全体に連続に現れるので、右辺がそのまま である。

この最大値を最小にするには、両端からの距離を等しくすればよい。つまり となる点を選ぶ。最小点は区間の中央であり、 よって である。