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京都大学 2012年度
理系数学 第1問

問題

次の各問に答えよ.

(1) が正の実数のときを求めよ.

(2) 定積分の値を求めよ.

出典:京都大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

(1)は に分ける。 では が1と2の間に挟まれるので、その 乗をはさみうちする。 では をくくり出し、残った因子が1へ近づくことを示す。(2)は とする部分積分で、対数を微分して に落とす。端点での対数値と の値を丁寧に代入する。

解答

(1)

まず とする。このとき であるから である。正の数なので 乗して を得る。ここで だから、はさみうちにより である。

次に とする。このとき である。 なので

が十分大きい で成り立つ。右端は1に収束するので、中央も1に収束する。したがって である。

以上より

である。

(2)

求める積分を とおく。部分積分を用いる。すなわち とする。すると である。よって

であり、

となる。

端点の値を計算する。 では であり、 では である。したがって境界項は である。また

である。

よって であり、 だから である。