京都大学 2009年度
理系数学 第6問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 積分、図形と方程式
- 解法
- 定積分評価、式変形
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 10分
問題
極方程式r=1+cosθ (0≦θ≦π)で表される曲線の長さを求めよ.
出典:京都大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問
方針
極方程式の曲線をx=rcosθ,y=rsinθと媒介変数表示し,曲線の長さを∫(dx/dθ)2+(dy/dθ)2dθで求める。一般に被積分関数はr2+(dr/dθ)2になるので,r=1+cosθ,dr/dθ=−sinθを代入する。半角公式で2+2cosθ=4cos2(θ/2)とし,0≦θ≦πではcos(θ/2)≧0であることを確認して積分する。
解答
極方程式 r=1+cosθ で表される点は x=rcosθ,y=rsinθ と表せる。したがって曲線の長さは
である。
ここで
dθdx=dθdrcosθ−rsinθ,dθdy=dθdrsinθ+rcosθ
なので,二乗して足すと交差項が消え,
(dθdx)2+(dθdy)2=(dθdr)2+r2
である。
いま r=1+cosθ,dθdr=−sinθ であるから,被積分関数は (1+cosθ)2+sin2θ である。これを整理すると
(1+cosθ)2+sin2θ=1+2cosθ+cos2θ+sin2θ=2+2cosθ=4cos22θ
である。0≦θ≦πでは0≦θ/2≦π/2なので cos2θ≧0 である。したがって (1+cosθ)2+sin2θ=2cos2θ である。
よって曲線の長さは
∫0π2cos2θdθ=[4sin2θ]0π=4
である。