問題
次の各問にそれぞれ答えよ.
問1 正の数に対して空間で,,,,,,,を頂点とする直方体を考える.を通り,3つの頂点,,を含む平面に垂直な直線が辺(両端を含む)と点で交わるとき,の値との座標を求めよ.
問2 白球と赤球の入った袋から2個の球を同時に取り出すゲームを考える.取り出した2球がともに白球ならば「成功」でゲームを終了し,そうでないときは「失敗」とし,取り出した2球に赤球を1個加えた3個の球を袋にもどしてゲームを続けるものとする.最初に白球が2個,赤球が1個袋に入っていたとき,回まで失敗し回目に成功する確率を求めよ.ただしとする.
方針
問1は平面の法線ベクトルを作り,を通る垂線をパラメータ表示する。辺上の点はを満たすので,の2条件からとパラメータを決め,最後に座標が辺上に入ることを確認する。問2は文系第1問と同じで,失敗のたびに赤球だけが1個増えるため,回目直前の赤球数をとして失敗確率の積を望遠的に約分する。
解答
問1
平面上の2つのベクトルは である。この平面に垂直なベクトルは を満たせばよい。例えば と取れる。実際, かつ である。
したがって,を通り平面に垂直な直線は,実数を用いて と表せる。すなわち である。
辺はとを結ぶ線分なので,その上の点は を満たす。よって交点では である。第2式より であり,これを第1式に代入すると となる。より である。このとき であり, である。これはを満たす。したがって である。
問2
失敗した場合,取り出した2球を袋に戻し,さらに赤球を1個加える。したがって白球の個数は常に2個であり,失敗するたびに赤球だけが1個増える。 回目の直前には,白球2個,赤球個,合計個が袋に入っている。よって回目の成功確率は
である。したがって失敗確率は である。
求める確率は である。積を約分すると
なので である。