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京都大学 2009年度
理系数学 第2問

問題

平面上に三角形と点を,に対してが辺に関して対称になるようにとる.の面積がの面積の正の整数倍となるとき,の値を求めよ.

出典:京都大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

折り返しによって,から各点への長さは交互に保たれ,角はずつ進む。したがって,かつのなす角はとして面積比を表せる。面積比はとなる。よりこの値は3未満なので,正の整数倍は1または2に限られる。それぞれの三角方程式を解き,範囲内の角を列挙する。

解答

とおく。三角形なので である。 が辺に関して対称であるから,を辺について折り返した点がである。したがって である。同様に次の折り返しで となり,さらに となる。よって,のなす角はであり,面積では向きによらず が現れる。

したがって であり, である。より,面積比は

である。

三倍角の公式を用いると である。ここでなので,は0以上3以下である。ただし値が3になるのは,すなわちの場合であり,三角形が退化するので除かれる。したがって正の整数倍となるには,値は1または2である。

まず のとき,可能なのは であり, である。よって である。

次に のとき, または である。したがって または であり, である。

以上より求める値は

である。