京都大学 2004年度
後期・文系数学 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 積分、関数
- 解法
- 場合分け、定積分評価、範囲評価
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 8〜12分
問題
x≧0に対して,関数f(x)を次のように定義する.
f(x)={x0(0≦x≦1のとき)(x>1のとき)
自然数kに対して,∫03f(kx2)dxを求めよ.
出典:京都大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 第2問
方針
f(x2/k) が0でないのは、入力 x2/k が [0,1] に入るときだけである。積分区間では x≧0 なので、これは 0≦x≦k と同値である。したがって実際の積分区間は [0,3] と [0,k] の重なりになる。k≦3、つまり k≦9 の場合と、k≧9 の場合に分けて計算する。
解答
0≦x≦3 で考える。関数 f(u) は、0≦u≦1 では f(u)=u、u>1 では f(u)=0 である。ここでは u=x2/k であり、k は自然数なので u≧0 である。
したがって f(kx2) が0でないのは kx2≦1 のときである。x≧0 だから、これは 0≦x≦k と同値である。この範囲では f(kx2)=kx2 である。
まず 1≦k≦9 のとき、k≦3 である。よって
∫03f(kx2)dx=∫0kkx2dx=k1[3x3]0k=3k
である。
次に k≧9 のとき、0≦x≦3 なら常に x≦k である。したがって積分区間全体で f(kx2)=kx2 となり、
∫03f(kx2)dx=∫03kx2dx=k9
である。 k=9 ではどちらの式も 1 になり一致する。したがって
∫03f(kx2)dx=⎩⎨⎧3kk9(1≦k≦9),(k≧9)
である。