問題
最高次係数1の次多項式について、相異なる有理数でがすべて有理数なら、の全係数が有理数であることを帰納法で示せ。
出典:京都大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
一つの評価点 を使って差 を で割る。商は最高次係数1の 次式で、残りの 個の有理点で有理値を取るため、帰納法の仮定を適用できる。
解答
のとき と書け、 は有理数なので主張は成り立つ。
次まで主張が成り立つと仮定する。 は で割り切れるので
とおく。 は最高次係数1の 次多項式である。また に対して
は有理数である。 は相異なるので、帰納法の仮定から の全係数は有理数である。
最後に
であり、 も有理数だから、 の全係数は有理数である。よって数学的帰納法によりすべての で示された。