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京都大学 2000年度
文系数学 第5問

問題

を実数とする.の2次方程式の範囲にいくつの解をもつか.

出典:京都大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第5問

方針

右辺の絶対値付き積分を、 の符号が変わる位置で に分けて計算する。得られる方程式 は定数項が負なので、非負の解は高々1つである。 で左辺が負、正の根を過ぎると正になるため、区間 に解があるかどうかは での符号 だけで判定できる。

解答

とおく。 であるから、 における符号は の位置によって変わる。 のとき、 なので である。 のとき、 では では である。したがって

である。 のとき、 なので である。

与えられた方程式は である。ここで だから、2つの根の積は である。したがって実数根は異符号であり、 の範囲に入り得る根はただ1つである。

左辺を とおくと、 である。正の根が に入るための必要十分条件は である。

各場合でこれを調べる。 のとき である。よって解は1個である。 のとき

である。したがって すなわち のとき解は1個であり、それ以外では解をもたない。 のとき であり、 では である。よって解は0個である。

以上をまとめると、 で得た境界 であるから、解の個数は

である。境界 では なので、 が区間内の解であり、個数は1個である。