問題
自然数,,について,等式が成り立ち,かつ,は互いに素とする.このとき,次のことを証明せよ.
(1) が奇数ならば,は偶数であり,したがっては奇数である.
(2) が奇数のとき,となる自然数が存在する.
出典:京都大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第5問
方針
(1) 平方数の4を法とする余りで偶奇を決める。(2) を半分ずつに因数分解し、互いに素な二数の積が平方数であることを使う。
解答
(1)
が奇数なら
もし も奇数なら
となるが、平方数の4での余りは0または1なので矛盾する。従って は偶数である。すると
だから は奇数である。
(2)
かつ より
である。実際、 の公約数は も割るため、 の公約数になる。
(1)より は奇数、 は偶数である。そこで
とおく。 なので は自然数であり、
また の公約数は と をともに割るので
互いに素な二つの自然数の積が平方数なら、それぞれが平方数である。従ってある自然数 が存在して
すなわち
である。