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京都大学 1994年度
理系数学 第4問

問題

平面上で,3点を考え,の2等分線と軸との交点をとする.がすべての実数値を動くとき,の最大値,最小値を求めよ.

出典:京都大学 1994年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

角の二等分線定理でに直す。点の座標を代入すると比の2乗がの有理式になるので,分母が常に正であることを確認してから微分し,で最大・最小を調べる。最後は2乗した量から元の比へ戻す。別解として,微分を使わず,を平方完成型の恒等式で直接示す方法も有効である。

解答

角の二等分線定理より である。したがって である。 だから であり, である。よって とおくと

である。分母は距離の2乗なので常に正である。 とおくと,である。微分して整理すると となる。なので,の符号はで決まる。

したがってで増加し,で減少し,で増加する。またである。

よって最大は,最小はでとられる。実際, である。求めるは正なので,最大値は であり,最小値は である。

別解。微分を使わずに範囲を直接押さえることもできる。上と同じく とおく。であり, である。ここで だから であり, を得る。等号はで成り立つ。

同様に であり, だから である。よって であり,等号はで成り立つ。したがって同じ最大値・最小値が得られる。