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京都大学 1994年度
理系数学 第3問

問題

正4面体の4つの頂点をとする.を満たす実数とし,

線分に内分する点を

線分に内分する点を

線分に内分する点を

とおく.3点を通る平面が,3点を通る円と共有点を持つためにの満たすべき条件を求め,点の範囲を平面上に図示せよ.

出典:京都大学 1994年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

を原点とし,方向の係数で点を表す。平面,平面という形で表せるので,交線上では方向の係数が一定になる。あとは,正三角形の外接円上でが動ける範囲を平面座標で求め,と照合する。を分け,実際に共有点を持つのはのときであると結論する。

解答

を原点とし,点の位置を の形で表す。ここではそれぞれを表すものとする。

である。平面上の点は,あるについて と表される。したがって であり,平面 で表される。

一方,平面上の点は を満たす。したがって,平面と平面の交線上では,を用いて となる。 なら,平面 となり,なので平面とは交わらない。したがってこの場合は共有点をもたない。

以下,とする。上の式を解くと であるから となり, を得る。つまり,交線上では方向の係数が一定である。

次に,正三角形の外接円上でがとる範囲を求める。平面上に座標を取り,外接円を単位円として

とおく。座標は

である。外接円上ではなので であり, を得る。逆にこの範囲のに対しては,対応する座標の縦線が外接円と交わるので,この条件は必要十分である。

したがって,共有点をもつ条件は である。 のときはで, だからとなり,共有点をもたない。 のときはで,だからである。よっては自動的に満たされ,残る条件は である。ここでに注意して変形すると すなわち である。したがって を得る。 のもとでは であるから,この条件はも含んでいる。よって求める条件は である。

図示すると,平面の正方形の中で,曲線 上およびその上側の部分である。ただし上端と左右の端は含まない。曲線はからへ向かう増加曲線で,境界曲線自体はの範囲で含まれる。