過去問データベース 過去問を探す

京都大学 1993年度
理系数学 第4問

問題

自然数に対して,

とおく.

(1) が成り立つことを示し,を求めよ.

(2) を求めよ.

出典:京都大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

(1)は を使って上から押さえる。右辺の積分は明示的に計算でき, で0になる。(2)は重み 付近に集中することを使う。下からは ,上からは小さい区間で を1に近く押さえ,残りの区間が を掛けても消えることを示す。

解答

(1)

では であるから である。よって が成り立つ。

また について

である。これは で0に近づく。 でもあるから,はさみうちにより である。

(2)

まず

である。 より だから であり,下からの極限は少なくとも1である。

上から押さえる。任意の正の数 を取る。 の近くで1に近いので,ある を選べば となる。この を固定する。すると

より

である。第1項はさらに 以下である。第2項については なので である。

したがって十分大きい では は上からほぼ 以下であり, は任意に小さくできる。下からの評価と合わせて である。