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京都大学 1984年度
文系数学 第3問

問題

実数の値によって定まる点がある.
が区間を動くとき,線分が通過する範囲の面積を求めよ.

出典:京都大学 1984年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

線分 上の点は、直線 の上にあり、さらに を満たす。固定した に対して許される の範囲を として求め、二次式 の最大値と最小値を区間ごとに決める。最後に縦の長さを積分する。

解答

の中点は であり、線分 を含む直線の傾きは である。したがって、その直線は と表せる。

ただし今回は直線全体ではなく線分であるから、点 が線分 上にある条件は である。よって固定した に対し、許される の範囲は を同時に満たす部分である。これより通過範囲の 座標は に限られる。 では である。この範囲では なので が増えるほど小さくなる。したがって上端は であり、下端は である。縦の長さは である。 では である。二次式 で最大になり、 である。最小値は端点で比べればよく、 だから、下端は である。 では である。この範囲にも が含まれるので、上端は である。両端では のどちらでも となるから、下端は である。

したがって求める面積は

である。それぞれ であるから、面積は である。