問題
各面に1つずつ数が書かれた正八面体のさいころがある。「1」,「2」,「3」が書かれた面がそれぞれ1つずつあり,残りの5つの面には「0」が書かれている。このさいころを水平な床面に投げて,出た面に書かれた数を持ち点に加えるという試行を考える。最初の持ち点は0とし,この試行を繰り返す。例えば,3回の試行を行ったとき,出た面に書かれた数が「0」,「2」,「3」であれば,持ち点は5となる。なお,さいころが水平な床面にあるとき,さいころの上部の水平な面を出た面とよぶ。また,さいころを投げるとき,各面が出ることは同様に確からしいとする。
(1) この試行を回行ったとき,持ち点が2以下である確率を求めよ。ただし,は2以上の自然数とする。
(2) この試行を4回行って持ち点が10以上であったときに,さらにこの試行を2回行って持ち点が17以上である条件付き確率を求めよ。
方針
(1)は合計が0,1,2となる出方を,0の面が5通りある重み付きで数える。合計2では「2が1回」と「1が2回」の2種類があり,残りはすべて0でなければならない。(2)はまず4回後の持ち点が10,11,12となる場合を分けて数える。条件付き確率では,条件側の15通りに追加2回の 通りを掛けたものを分母にし,初期持ち点10,11,12ごとに17以上へ届く追加の出方を数える。
解答
(1)
回の持ち点が2以下になる場合を,合計が0,1,2の場合に分けて数える。各試行は8つの面が同様に確からしく,0の面は5つ,1,2,3の面はそれぞれ1つである。
合計が0になるには,すべて0が出ればよいので 通りである。
合計が1になるには,1が1回だけ出て,残りがすべて0であればよい。1の出る位置は 通りで,残りは0の面を選ぶので 通りである。
合計が2になる場合は2種類ある。1つは,2が1回だけ出て,残りがすべて0の場合で, 通りである。もう1つは,1が2回出て,残りがすべて0の場合で, 通りである。
したがって,持ち点が2以下である確率は である。
(2)
まず,4回行った後の持ち点が10以上となる場合を数える。4回の最大持ち点は12である。
持ち点12は の1通りである。持ち点11は,3が3回,2が1回出る場合で,2の位置により 通りである。持ち点10は, の並べ替え4通りと, の並べ替え 通りで,合わせて 通りである。よって条件「4回後の持ち点が10以上」を満たす場合は 通りである。
次に,この条件のもとでさらに2回行い,最終的に17以上となる場合を数える。4回後の持ち点が10のとき,追加2回の最大は6なので17以上には届かない。4回後の持ち点が11のときは追加で6が必要であり,これは の1通りである。4回後の持ち点が12のときは追加で5以上が必要であり, の3通りである。
したがって,条件付き確率の分子にあたる場合の数は 通りである。条件側の15通りそれぞれについて,追加2回の出方は 通りあるので,求める条件付き確率は である。