北海道大学 2022年度
文系数学 前期 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列
- 解法
- 階差数列、和の計算、範囲評価
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 9〜12分
問題
{an}をa1=−15および
an+1=an+5n−2(n=1,2,3,⋯⋯)
をみたす数列とする。
(1) anが最小となる自然数nをすべて求めよ。
(2) {an}の一般項を求めよ。
(3) k=1∑nakが最小となる自然数nをすべて求めよ。
出典:北海道大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
(1) は階差 an+1−an=5n−2 の符号を調べ、減少から増加へ変わる位置を読む。(2) は階差の和を取って一般項を出す。(3) は部分和 Sn=∑k=1nak の差が Sn+1−Sn=an+1 であることを使い、部分和が減少から増加へ変わる位置を an の符号で判定する。
解答
(1)
漸化式より an+1−an=5n−2=5n−10 である。したがって、n<10 では an+1<an、n=10 では a11=a10、n>10 では an+1>an である。
よって数列 an は a10 まで減少し、a10=a11 となった後、増加する。したがって an が最小となる自然数 n は n=10, 11 である。
(2)
n≧2 のとき an=a1+∑j=1n−1(5j−2) である。したがって
an=−15+51⋅2(n−1)n−2(n−1)=−15+10n(n−1)−2n+2=10n2−21n−130=10(n−26)(n+5)
である。n=1 のときも 10(1−26)(1+5)=−15 となるので、一般項は an=10(n−26)(n+5) である。
(3)
Sn=∑k=1nak とおく。部分和の増減は Sn+1−Sn=an+1 で決まる。(2) より an=10(n−26)(n+5) であり、自然数 n について n+5>0 だから、an の符号は n−26 の符号で決まる。すなわち
an<0(1≦n≦25),a26=0,an>0(n≧27)
である。
よって Sn+1−Sn=an+1 は、n+1≦25、すなわち n≦24 で負、n=25 で0、n≧26 で正となる。したがって Sn は S25 まで減少し、S26=S25 となった後、増加する。求める自然数 n は n=25, 26 である。