北海道大学 2022年度
文系数学 前期 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 方程式・不等式、数と式
- 解法
- 展開・因数分解、判別式、場合分け
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 7〜10分
問題
kを実数の定数とし,
f(x)=x3−(2k−1)x2+(k2−k+1)x−k+1
とする。
(1) f(k−1)の値を求めよ。
(2) ∣k∣<2のとき,不等式f(x)≧0を解け。
出典:北海道大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
まず f(x) を x−(k−1) と2次式の積に因数分解する。(1) はそのまま代入して零になることを確認する。(2) は ∣k∣<2 により2次因子 x2−kx+1 の判別式が負になり、全ての実数 x で正であることを示す。したがって不等式の符号は一次因子だけで決まる。
解答
(1)
与えられた多項式は f(x)=x3−(2k−1)x2+(k2−k+1)x−k+1 である。x=k−1 を代入してもよいが、(2) でも使うため因数分解しておく。 (x−k+1)(x2−kx+1) を展開すると x3−kx2+x−(k−1)x2+k(k−1)x−(k−1) =x3−(2k−1)x2+(k2−k+1)x−k+1 となる。したがって f(x)=(x−k+1)(x2−kx+1) である。よって f(k−1)=0⋅{(k−1)2−k(k−1)+1}=0 である。
(2)
∣k∣<2 のとき、2次式 x2−kx+1 の判別式は D=k2−4<0 である。また x2 の係数は正なので、x2−kx+1>0 がすべての実数 x で成り立つ。
したがって f(x)=(x−k+1)(x2−kx+1) の符号は x−k+1 の符号だけで決まる。ゆえに f(x)≧0 は x−k+1≧0 と同値である。よって解は x≧k−1 である。