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北海道大学 2018年度
文系数学 前期 第4問

問題

を実数とする。関数のグラフと関数のグラフは,の範囲に共有点を2個もつとする。

(1) このようなの値の範囲を求めよ。

(2) の範囲にある共有点の座標をそれぞれ とし,の範囲でが囲む部分の面積をそれぞれとする。となるようなの値を求めよ。また,このときのの値を求めよ。

出典:北海道大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問

方針

共有点の方程式を作ると、常に が共有点になり、 の共有点は2次方程式 の正の解に対応する。(1)では積が1であることと判別式から、異なる2つの正解をもつ条件を出す。(2)では正の2解を とおき、 を使う。面積条件 は、 の符号を見て、 から までの符号付き積分が0である条件に変換する。

解答

(1)

共有点の 座標は を満たす。整理すると である。 は範囲 に含まれないので、 の共有点が2個あるためには、2次方程式 が異なる2つの正の解をもてばよい。

この2次方程式の2解の積は1である。したがって2解が実数なら、2解は同符号である。さらに2解が正であるためには、2解の和 が正である必要がある。また、異なる実数解をもつためには判別式より が必要である。 を合わせると となる。よって である。

(2)

2つの正の解を とする。このとき、解と係数の関係より である。また である。 では なので より上にある。 では なので より上にある。したがって条件

と同値である。これは と書ける。 より である。そこで積分を計算すると

である。 なので となり、 である。

よって であり、 である。このとき である。上と同じ展開を用いて

である。

別解。面積条件だけなら、 を使って と置く方法もある。第1区間の面積は 、第2区間は の積分になり、結局 、すなわち が得られる。積分区間を無次元化できるので、 の使いどころが見えやすい。