北海道大学 2016年度
文系数学 前期 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 関数、積分、方程式・不等式
- 解法
- 絶対値の処理、グラフの概形、面積計算
- 難易度
- 5 / 10 計算量 6 / 10 目安 20分
問題
f(x)=∣x(x−2)∣+∣(x−1)(x−4)∣+3x−10 (−2≦x≦4)とおく。
(1) 関数y=f(x)のグラフをかけ。グラフとx軸との2つの交点のx座標α,β (α<β)の値も求めよ。
(2) (1)のα,βに対して,定積分∫αβf(x)dxの値を求めよ。
出典:北海道大学 2016年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
絶対値の中身が符号を変える点0,1,2,4で区間を分け,−2≦x≦4上のf(x)を一次式または二次式で表す。(1)は各区間でグラフの形と零点を確認し,交点α,βを求める。(2)はα=−1からβ=7/3までを区間ごとに分け,符号を変えずに定積分を足し合わせる。
解答
(1)
絶対値の中身の符号が変わる点は x=0,1,2,4 である。したがって定義域−2≦x≦4をこれらの点で分ける。 −2≦x≦0ではx(x−2)≧0,(x−1)(x−4)≧0なので f(x)=x(x−2)+(x−1)(x−4)+3x−10=2x2−4x−6 である。 0≦x≦1ではx(x−2)≦0,(x−1)(x−4)≧0なので f(x)=−x(x−2)+(x−1)(x−4)+3x−10=−6 である。 1≦x≦2では両方とも負または0であるから f(x)=−x(x−2)−(x−1)(x−4)+3x−10=−2x2+10x−14 である。 2≦x≦4ではx(x−2)≧0,(x−1)(x−4)≦0なので f(x)=x(x−2)−(x−1)(x−4)+3x−10=6x−14 である。
零点を調べると,−2≦x≦0では 2x2−4x−6=2(x−3)(x+1) よりx=−1が該当する。0≦x≦1ではf(x)=−6で零点はない。1≦x≦2では −2x2+10x−14=−2(x2−5x+7) で,判別式は25−28<0だから零点はない。2≦x≦4では 6x−14=0 よりx=37が該当する。したがって α=−1,β=37 である。グラフは上の4つの式を各区間でつないだものである。
(2)
∫αβf(x)dx=∫−10(2x2−4x−6)dx+∫01(−6)dx
+∫12(−2x2+10x−14)dx+∫27/3(6x−14)dx である。それぞれ計算すると ∫−10(2x2−4x−6)dx=−310 ∫01(−6)dx=−6 ∫12(−2x2+10x−14)dx=−311 ∫27/3(6x−14)dx=−31 である。よって
∫αβf(x)dx=−310−6−311−31=−340
である。