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北海道大学 2015年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

方程式で定まる楕円とその焦点がある。上に点をとり,直線との交点のうちと異なる点をとする。を通り直線と垂直な直線ととの2つの交点をとする。

(1) を正の実数,を実数とする。点上にあるとき,で表せ。

(2) 上を動くとき,の最小値を求めよ。

出典:北海道大学 2015年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

焦点 から方向 に距離 だけ進んだ点を楕円へ代入し、正の解を取る。(2)では、同一直線上の2交点までの距離の和を と表し、垂直方向は を用いる。最後は と置き、 の最小値を求める。分母の和が一定であることを使うと最小化が短い。

解答

(1)

が楕円 上にあるので である。両辺を2倍して整理すると となる。この2次方程式を について解くと

である。 であり、 だから正の解を取って である。分母は だから である。

(2)

直線 の方向を とする。この直線と楕円の2交点は、焦点 から見て方向 にある。したがって(1)より

である。

これに垂直な直線の方向は である。よって

である。 とおくと、 かつ なので である。

ここで である。正の2数 の和が一定なので、積は等しいときに最大になる。逆数和 は、積が最大のときに最小となる。したがって で最小になる。このとき である。よって求める最小値は である。

別解。最後の1変数関数を微分してもよい。

であり、 では を境に負から正へ変わる。したがって同じ最小値 を得る。