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北海道大学 2015年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

を3以上の奇数, をみたす実数とし,数列 で定める。

(1) で表せ。

(2) で表せ。

(3) すべてのについてで割り切れない整数であることを示せ。

出典:北海道大学 2015年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

(1)は二倍角公式を使う。(2)は加法定理から を作り、両辺に を掛けて の漸化式にする。(3)はこの漸化式によって整数性を帰納し、さらに で割った余りが に一致することを帰納的に示す。 が奇数なので は互いに素である。

解答

(1)

であるから、二倍角公式より である。したがって である。

(2)

加法定理より である。 なので、両辺に を掛けると となる。したがって である。

(3)

まず はいずれも整数である。(2)の漸化式は整数係数であるから、 が整数なら も整数である。よって数学的帰納法により、すべての は整数である。

次に で割った余りを調べる。(2)より である。また である。したがって帰納法により が成り立つ。

は3以上の奇数であるから、 は互いに素である。したがって で割り切れない。ゆえに であり、すべての について で割り切れない整数である。