北海道大学 2013年度
文系数学 前期 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 三角関数、関数
- 解法
- 置換、範囲評価、微分による最大最小
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 —
問題
f(x)=2sinxcosx+sinx+cosx (0≦x≦2π)とする。
(1) t=sinx+cosxとおき,f(x)をtの関数で表せ。
(2) tの取り得る値の範囲を求めよ。
(3) f(x)の最大値と最小値,およびそのときのxの値を求めよ。
出典:北海道大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
和 t=sinx+cosx にまとめると、積 sinxcosx も t2 で表せる。まず t の取り得る範囲を三角関数の合成から決め、その範囲上の二次関数として最大値・最小値を調べる。最後に、極値を与える t から x を戻す。
解答
t=sinx+cosx とおく。平方すると t2=sin2x+2sinxcosx+cos2x=1+2sinxcosx であるから、sinxcosx=2t2−1 である。よって f(x)=2sinxcosx+sinx+cosx=22(t2−1)+t と表せる。
また、t=sinx+cosx=2sin(x+4π) であり、0≦x≦2π の中で x+π/4 は長さ 2π の区間を動く。したがって −2≦t≦2 である。
ここで F(t)=22t2+t−22 とおくと、F(t) は下に凸の二次関数で、軸は t=−21 である。これは [−2,2] に含まれるので、最小値は
F(−21)=22⋅21−21−22=−432
である。このとき 2sin(x+4π)=−21 より sin(x+4π)=−21. したがって x+4π=67π,611π となり、x=1211π,1219π で最小値をとる。
最大値は区間の端で比べればよい。計算すると
F(2)=22⋅2+2−22=232,
F(−2)=22⋅2−2−22=−22
であるから、最大値は 232 である。このとき t=2、すなわち sin(x+4π)=1 だから x+4π=2π より x=4π である。