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北海道大学 2012年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

次の問に答えよ。

(1) のとき,であることを示せ。

(2) を自然数とする。正の数を満たすとき,不等式

を示せ。必要ならば,2の自然対数を満たすことを用いてもよい。

(3) (2)で与えたについて,不等式

を示せ。ここで,は,小数点以下に9が個続き,その次に3が現れる小数である。

出典:北海道大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

(1)は を上下から評価する補助関数を作り、 での微分の符号を追う。(2)は の両辺の対数を取り、 から の範囲を得て指数関数の単調性で戻す。(3)は と置き、(1)を に適用して、 を示す。これを小数点以下に9が続く表記へ読み替える。

解答

(1)

まず とおく。 では である。 であり、 で減少しながら0に至るので、 である。したがって である。

次に とおく。すると である。よって で増加し、 だから である。さらに なので、 である。したがって である。

以上より が示された。

(2)

だから、両辺の自然対数を取ると である。したがって である。 より、負号を付けると不等号の向きが反転して である。よって である。指数関数は増加関数なので を得る。

(3)

とおく。 は自然数なので である。

(2)より である。(1)の左側の不等式を に用いると であり、実際には なので である。したがって である。

また、(1)の右側の不等式を に用いると である。ここで より であるから である。したがって である。

以上より である。ここで

であり、

である。したがって が示された。