問題
2本の当たりくじを含む102本のくじを,1回に1本ずつ,くじがなくなるまで引き続けることにする.
(1) 回目に1本目の当たりくじが出る確率を求めよ.
(2) ,,の3人が,,,,,,,,の順に,このくじ引きを行うとする.1本目の当たりくじをが引く確率を求めよ.とについても,1本目の当たりくじを引く確率を求めよ.
出典:北海道大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問
方針
くじを順に引く過程を直接追うのではなく,2本の当たりが102個の位置のどこにあるかを先に決める。最初の当たりの位置の分布を求め,その位置を3で割った余りによって A,B,C の誰が引くかを分類する。
解答
2本の当たりくじが,102本のうちどの2つの位置にあるかで考える。2本の当たりの位置の組は 通りで,いずれも同様に確からしい。
(1) 最初の当たりが 番目であるとは,2本の当たりのうち小さい方の位置が であるということである。このとき,もう1本の当たりは のいずれかにある。したがって可能な位置は 通りである。
よって
である。ただし であり, では最初の当たりにはなれない。
(2) A,B,C がこの順に1本ずつ引くので,最初の当たりの位置が なら A, なら B, なら C が最初に当たりを引く。
したがって A が勝つ確率は
ここで項数は34個だから
よって B が勝つ確率は
したがって より C が勝つ確率は,最初の当たりの位置が の場合である。すなわち
よって
したがって 以上より
である。実際に となり,3人の確率の和は1である。