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北海道大学 2008年度
理系数学 前期 第4問

問題

空間の原点と,を中心とし半径1の球面上の異なる4点を考える.点とする.点を満たし,点座標は正,点座標は負とする.

(1) 点の座標を で表せ.

(2) ベクトルの相異なる2つのベクトルのなす角がすべて等しいとき,点の座標を求めよ.

出典:北海道大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問

方針

球面上の点を原点からの単位ベクトルとして扱い,角の条件を内積で表す。(1)では に対する内積が等しいことから 座標が0になる。残りは と単位球面条件で を決める。(2)では共通の角が のなす角 に等しいこと,さらに の内積条件を使って を決定する。別解として,4点が正四面体を作ることから重心が原点に一致する性質を用いてもよい。

解答

(1)

である。 とおく。 は半径1の球面上にあるので である。

また, だから,内積を用いて

である。これを成分で書くと である。2式を引くと である。 より だから である。

したがって となる。 より なので である。

さらに で, 座標は正であるから

である。よって

である。

(2)

のなす角は である。相異なる2つのベクトルのなす角がすべて等しいならば, のなす角も である。したがって(1)で としてよい。

(1)より である。 についても(1)と同じ内積条件を用いると, 座標だけが負になるので である。

さらに のなす角も であるから である。一方, は単位ベクトルなので であり,したがって である。よって を得る。

ここで とおく。 より であり, である。これを に代入すると である。整理して すなわち を得る。因数分解すると である。 なので は不適であり, である。

したがって であり, である。また で, を選ぶ。よって求める点は である。

別解。すべての2点間の中心角が等しいので,4点 は同じ辺の長さをもつ正四面体の頂点である。正四面体では外接球の中心と重心が一致するので,この場合は

である。いま だから である。一方, かつ より である。上の を代入して となる。よって であり,同じく を得る。