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北海道大学 2008年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

右図のように水深が一定勾配で浅くなる海がある.位置における水深はで与えられる.ただし,とする.時刻のとき,位置で津波が発生した.時刻での津波の進行速度に等しいことが知られている.ここでは正の定数である.津波が位置に到達する時刻をとする.

(1) で表せ.

(2) 津波が水深となる位置に到達する時刻およびを求めよ.ただし,とする.また時刻での津波の位置の座標を求めよ.

出典:北海道大学 2008年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

速度 が与えられているので,(1)は正の速度の逆数を取って を求める。(2)では水深 となる位置を から求め,到達時刻を に関する積分で計算する。半分の時刻の位置は,得られた を代入して戻す。別解として,水深 を時刻の関数として扱い, が一定になることを使っても同じ結果が出る。

解答

(1)

問題文より である。津波が進む範囲では なので速度は正であり,逆数を取って である。

(2)

水深が となる位置は を満たすので である。したがって,その位置に到達する時刻 である。

積分の原始関数を明示して求めると であり, と見れば である。よって となる。上端では ,下端では だから である。

したがって である。

次に,位置 への到達時刻を と書くと,上と同じ計算により である。時刻 では だから

である。両辺に を掛けて となるので である。したがって となり,求める位置は である。

別解。水深 を時刻 の関数と見る。すると である。 の間は

となる。よって である。水深が になる時刻は を解いて であり, とすれば同じ を得る。また では だから ,すなわち となり,やはり である。