問題
を実数とし,,, で数列を定める.
(1) のとき,一般項を求めよ.
(2) すべてのについて,を満たす,に対して,,が成り立つことを示せ.
(3) (2)において,異なる実数とが存在するためのの条件を求め,そのときのとの値を求めよ.
出典:北海道大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問
方針
(1)は の漸化式を階差一定の形に直す。(2)は与えられた関係式を展開し,元の漸化式と同じ形になるための係数条件を初期値から取り出す。特に で を先に得てから, に代入して を出す。(3)では が二次方程式の2解になることを使い,異なる実数解の条件を判別式で判定する。
解答
(1)
のとき,漸化式は である。これを移項すると となる。したがって階差 は一定である。
初期値より だから,すべての について である。よって である。
(2)
与えられた式 を展開すると である。
まず を代入する。,, であるから となる。したがって である。
次に を代入する。漸化式より であるから を得る。すでに が分かっているので である。整理すると すなわち である。ここで だから である。
(3)
(2)より である。したがって は二次方程式 の2つの解である。
この二次方程式が異なる実数解をもつ条件は,判別式が正であること,すなわち である。よって である。
このとき解の公式より, は順序を除いて である。