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北海道大学 2005年度
理系数学 前期 第4問

問題

複素数 を次のように定める.

ただし,は虚数単位である.このとき以下の問いに答えよ.

(1) 複素数平面上の3点0,を通る円の方程式を求めよ.

(2) すべてのは(1)で求めた円上にあることを示せ.

出典:北海道大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問

方針

(1)はまず漸化式から を計算し、複素数平面での座標に直して、原点を通る円 の係数を決める。(2)では(1)の円を と読み替えるのが要点である。円上の点 に対し とおき、 を直接示せば、この変換が円を保つことが分かる。最後は が円上にあることから数学的帰納法で結ぶ。

解答

(1)

まず を求める。 である。分母を実数化すると である。

求める円は原点を通るので、その方程式を とおける。点 、すなわち を通るから すなわち である。また 、すなわち を通るから であり、両辺を5倍して を得る。連立すると である。

したがって円の方程式は である。これは すなわち複素数 を用いれば と表せる。

(2)

を満たすとする。 とおけば、この条件は すなわち である。また、この円上では とはならないので、 である。 とおく。すると である。よって である。

ここで である。一方、 であり、 を代入して となる。したがって であり、 である。

これは、円 上の点を漸化式 で移しても、再び同じ円上にあることを意味する。(1)より はこの円上にある。したがって数学的帰納法により、すべての について が成り立つ。よってすべての は(1)で求めた円上にある。