過去問データベース 過去問を探す

北海道大学 2005年度
理系数学 前期 第1問

問題

次の問いに答えよ.

(1) 方程式を満たす実数を求めよ.ただし,は自然対数の底とする.

(2) に対してを求めよ.

(3) の範囲でのの最大値と,最大値を与えるの値を求めよ.

出典:北海道大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問

方針

(1)は とおいて2次方程式に直す。(2)は を定数として見れば、分子 が分母 微分になっているので対数で積分できる。(3)では とおくと で、 の最大化は の最大化に帰着する。対数は単調増加なので、中身の増減だけを調べ、(1)と同じ2次方程式 が現れることを利用する。

解答

(1)

とおくと、 である。方程式は となるので、 である。ここで であり、 に反する。したがって であり、 である。

(2)

を固定した定数として扱う。分母を で微分すると であるから、 である。したがって

である。よって である。

(3)

とおく。 より であり、(2)の結果は となる。対数関数は単調増加であるから の最大値を調べればよい。 なので、 の符号は の符号と同じである。ここで である。分母を払うと、符号を決める分子は である。したがって停留点は すなわち を満たす。 より である。 で正、 で負であるから、 で最大となる。したがって最大値を与える である。

このとき であるから

である。ゆえに の最大値は である。