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北海道大学 2005年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

四面体において,辺と辺が垂直ならば,頂点から平面へ下ろした垂線と,頂点から平面へ下ろした垂線は交わることを示せ.
% 図は省略

出典:北海道大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

座標を入れて、2本の垂線を同じ平面内の2直線として表す。 軸に取り、 から 座標が等しいことを使う。平面 と平面 はどちらも 方向を含むので、それぞれの法線ベクトルは 成分が0の形で求まる。2本の垂線はいずれも同じ平面 内にあり、もしその方向が平行なら4点が同一平面上に乗って四面体でなくなる。したがって方向は平行でなく、同一平面内の2直線として交わる。

解答

座標を次のようにとる。平行移動、回転、拡大縮小をしても垂直性や交わるかどうかは変わらないので、 としてよい。このとき辺 軸方向である。 であるから、 成分は0である。すなわち、 座標は等しい。そこで とおく。四面体であるから、 はどちらも ではなく、さらに4点は同一平面上にはない。

まず平面 を考える。この平面は 方向のベクトル と、 から へ向かうベクトル を含む。したがって平面 に垂直な方向ベクトルの一つは である。よって、頂点 から平面 へ下ろした垂線は と表される。

同様に、平面 を含むので、平面 に垂直な方向ベクトルの一つは である。したがって、頂点 から平面 へ下ろした垂線は と表される。

この2本の直線はいずれも 座標が常に である。したがって、どちらも同じ平面 内にある。この平面内で 成分だけを見ると、2直線の方向ベクトルはそれぞれ である。

もしこの2つの方向ベクトルが平行なら、ある実数 を用いて と書ける。すると である。したがって であり、 とともに、 軸方向と 方向で張られる同一平面上にある。これは が四面体であることに反する。

よって2つの方向ベクトル は平行でない。同一平面 内の2直線で、方向が平行でなければ、それらは1点で交わる。したがって、頂点 から平面 へ下ろした垂線と、頂点 から平面 へ下ろした垂線は交わる。